歯の構造とは?

2016.01.31  歯の構造とは?

食べ物を噛み砕くのに必要な「歯」。

その歯の構造とは一体どのようなものなのでしょうか?

また 歯ぐきからは、どう生えているの?

歯の表面に出ている部分を歯冠と言い、歯茎に隠れている部分を歯根と言います。

あごの骨(歯槽骨)には血管と神経が通っており、そこに歯が埋まっています。

歯の一番外側の部分がエナメル質です。

口を開けたときに見える歯冠という部分です。

エナメル質は人の体の中で最も硬い組織(モース硬度6から7)で、

水晶と同じくらいの硬さがあります。

エナメル質自体は透明感のある白色ですが、その下にある象牙質が黄色っぽい色を

しているためやや黄色っぽく見えます。

熱や電気などの刺激を通しにくいため、外部からの刺激から歯髄を守る役割をしています。 %E6%AD%AF%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0.jpg

 

 

 

セメント質は歯根の表面を覆っている非常に薄い組織です。

歯周病などで歯肉が下がってしまいセメント質が露出してしまうと、

非常に虫歯になりやすいので注意が必要です。

また、歯根膜をつなぎとめる役割もあります。

 

エナメル質やセメント質の下には象牙質があります。 モース硬度5から6です。

歯の大部分を構成している、歯の主成分です。

エナメル質よりも柔らかい組織であるため、虫歯は象牙質に達した後は、

虫歯の侵食スピードが加速します。

象牙質に刺激が加わると痛みを感じます。水にしみるとか甘いものでしみるといったものは

虫歯が象牙質に達していることが多いです。 象牙質に達した虫歯は象牙細管という極く細い管を

伝って刺激が歯髄に行くからです。

象牙質は僅かに再生能力があり、歯髄を保護するように働きます。

 

歯髄

歯の中心部のいわゆる「歯の神経」と呼ばれる組織です。

歯の痛みを感じるのは主にこの歯髄です。

歯髄には圧覚や温度感覚がない為、冷たい熱いといった刺激も全て痛みとして感じます。

歯髄には痛みを感じるということ以外にも、象牙質の形成や歯への栄養の供給、

炎症などの刺激に対する防御反応などの役割があります。

従って 歯髄を失った歯は栄養供給が行われないためもろくなり、

歯の寿命は短くなってしまいます。

 

歯肉

いわゆる「歯ぐき」です。歯ぐきは歯槽骨を保護していますが、

不良な口腔衛生状態になりここに炎症を引き起こした状態を歯肉炎といいます。

健康な歯肉はピンク色や淡い赤色をしています。

 

歯槽骨(シソウコツ)

歯を支えている部分の骨です。

歯周病が進行すると歯槽骨が破壊され、最終的には歯がグラグラになってしまい、

自然と抜け落ちることもあります。

いったん破壊された歯槽骨の回復は非常に困難です。

 

歯根膜(シコンマク)

歯槽骨(歯を支えている骨)と歯根(歯根のセメント質)の間にある薄い膜のことです。

歯と歯槽骨をつなぎ、クッションの役割を担っています。

咬んだときの「噛み応え」を感じるという役割や、

歯に伝わる咬合力を調整するという役割もあります。

歯の構造を知って、適切なお手入れを心がけて下さいね

投稿者 佐々木歯科医院 (15:17) | PermaLink