歯周病菌と位相差顕微鏡

2016.10.11  歯周病菌と位相差顕微鏡

位相差顕微鏡を購入しました。

患者さんのお口の中のプラーク(歯垢)という歯の汚れの中にいるばい菌(細菌)を見るためです。

自分一人で見て喜んでいるわけではありません、

患者さんと一緒にモニターで見て説明してあげます。

大抵の患者さんは食い入るように見て驚いてくれます。 %E9%A1%95%E5%BE%AE%E9%8F%A1.jpg

丸い形の善玉菌が多い方はグラム陽性球菌が主体になっています。

また、長細い形の悪玉菌はグラム陰性桿菌、周病菌が

主体になっています。

善玉菌はブラッシング後1時間以内のプラークで

S.S菌や,S.M菌,S.O菌などで誰しもが持つ口腔内の常在菌で

リスクはありません。 しかしながら歯周病が進行した部位から

採取したものの中にはレッドコンプレックスと呼ばれる

恐ろしく悪い3つの細菌などが見られます。

1つはグラム陰性嫌気性桿菌である ポルフィロモナスジンジバリス、

1つは同紡錘菌のT.f菌、

もう一つは同らせん菌のT.d菌。

この3つの細菌が見られると言っても顕微鏡では同定はできない

のでおそらくそれなのかなと想像するにとどまりますが。。

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これら悪者の細菌あるいはこれらが産生する毒素であるLPS

(リポポリサッカライド)は歯肉の中の毛細血管を伝って

全身の血管に巡り糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、など怖い

全身疾患に繋がっていくと言われています。

顕微鏡で見えた丸くないばい菌群をやっつけることにより

歯周病を治したり,全身疾患の予防に繋がれば嬉しいです。

投稿者 佐々木歯科医院 (22:14) | PermaLink