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2010.02.10 タバコを吸うと歯がなくなる?
新潟市東区の佐々木歯科医院、院長の佐々木です。
タバコは万病の素と言われるように、さまざまな形で健康を害し、
喫煙者の40%は69歳までに亡くなるという統計結果も出ています。
当然ながら歯や口腔にも悪い影響をもたらします。米国の調査例では、
喫煙者が歯周病になるリスクは非喫煙者の2倍、さらに重度の歯周病になるリスクは
3倍という結果が出ています。
つまり、タバコは歯周病の原因のひとつであるのはもちろん、
歯周病の進行を促進し、重症化させる大きな要因にもなっているのです。
タバコが歯周病に悪影響を与えるメカニズムですが、タバコのタール成分が
付着することで歯周病の原因となる歯垢・歯石が付きやすくなる、タバコのニコチンが
歯肉に血流障害を起こさせる、喫煙によってビタミンCが消費され、
歯肉の老化が進む、などが明らかになっています。
最後にあげた歯肉の老化ですが、喫煙者は非喫煙者に比べて10から20年も
老化が進んでいると言われます。つまり、そんなに年を取らないうちに、
自分の歯がなくなってしまう可能性があるということです。
恐ろしいですよね。
「私は吸わないから大丈夫」と思っている方も、家庭や職場での受動喫煙
(他人のタバコの煙を吸ってしまうもの)には注意が必要です。
非喫煙者の歯周病患者の3割は、家庭での受動喫煙者で占められている
というデータもあります。喫煙者がいる家庭では、家族で話し合って家庭内禁煙を実現したいもの
です。
感染防止対策のため自動釣り銭機を導入しました
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